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今日は、ヴァイオリンの松山古流が担当します。
「せんくら」はクラシック音楽に広く浅く親しめ、いい企画だと思います。
この機会に、クラシック音楽ファンが増えて、仙台フィルの聴衆が多くなればなあと願っています。私は、指揮者やオーケストラの楽員と聴衆の方々とが、触れ合える機会があればなと思っており、自分では積極的に演奏会のあとで、聴衆に語りかえるように心がけています。
私とヴァイオリンの出会いは、小学校1年生のときでした。母がヴァイオリンを弾いていて、子供にも習わせたかったようです。私は、福島県喜多方で育ったのですが、そこの音楽教室でヴァイオリンを教えており、そこに通うようになりました。初めのころの私の興味は、ヴァイオリンよりも教室にたくさんあった漫画本だったのですが、そのうちヴァイオリンにも熱中するようになりました。音楽大学を出て、2年ほど郷里でヴァイオリンの先生をしていましたが、オーケストラで演奏したくて、仙台フィルに入りすでに24年過ぎました。
今回の「せんくら」には、山形交響楽団も参加し、仙台ジュニアオーケストラも含めると7回、オーケストラの演奏会が組まれています。
私は、7日の夕方山響が演奏する、モーツァルトが好きです。モーツァルトは聴いても弾いても心地よい曲をたくさん作曲しています。モーツァルトの曲は、何度聴いてもあるいは何度弾いても飽きることがありません。どこまでも奥の深い曲で、年を重ねることに、感じ方が変わる不思議な曲です。是非皆さんもこの機会に、モーツァルトに親しくなっていただければなと思います。
私はたくさんの趣味を持っていますが、そのひとつにヴァイオリンとヴィオラの蒐集があります。おもに古い時代の楽器を集めています。メンテナンスは大変ですが、実にいい音色を響かせます。楽器と弓を取り替えると、全く違う世界の音がします。ですから、蒐集した楽器のうち、10本くらい常時演奏できるように調整しておき、演奏する曲によって、楽器を取り替えることもあります。
皆さん、ジャズやポピュラー音楽を鑑賞するときに、ノリがいいとか、体に感じるとか、そういう表現をされますよね。クラシック音楽もそうなのです。是非、コンサートホールで生の演奏を体全体で受け止めてください。
皆さんのおいでを、こころよりお待ち申し上げております。
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