仙台フィルハーモニー管弦楽団(4)
2007-07-11


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ファゴットの水野一英です。実は「せんくら」に出るのは今年が初めてです。といっても新人ではありません。仙台フィルの本拠地である青年文化センターが出来た年、つまり1990年に入団しましたので、今年で18年目です。

「せんくら」は、1回の演奏会の長さが45分ですので、小さい人でも集中できるのではと思います。それにチケット料金が、1000円というのもいいですね。

私の父は、中学校の音楽の先生でした。ですから、小さいときから自然に音楽に親しんでいました。新潟県の三条という町で大きくなったのですが、確か、小学校の4年か5年生のとき、新潟までNHK交響楽団の演奏会を聴きに行ったことを覚えています。

音楽をずっとやって生きたいというのが私の第一の目標であって、それを実現させるためのファゴットを選んだというのが、正直なところです。音楽大学を目指して、三条から東京まで月に2回レッスンに通いました。当時はまだ新幹線がありませんでしたので、特急を利用しても片道3時間40分かかりました。それでもくじけることなく、音楽の勉強に励みました。それほど音楽がすきなのです。

さて、今年の「せんくら」ですが、以前よく共演していたピアニストの仲道郁代さんと久しぶりに、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」をいっしょに演奏できるのが楽しみです。この曲の第2楽章の最後に、フルートとクラリネットそれにファゴットが、ピアノの伴奏でメロディを奏でます。是非、聴いてください。そのほか、ベートーヴェンの第九の歓喜のメロディの対旋律をファゴットが吹いています。

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