福田進一(7)
2007-09-22


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さて、19世紀ギター、ラコート(1840)を使ったリサイタルは10月8日15時15分から仙台市青年文化センター交流ホールで行われます。曲はフランスで活躍したスペインのギタリスト、フェルナンド・ソルの名曲中の名曲、モーツァルト魔笛の主題による変奏曲。そのライバルとして活躍したウィーンのイタリア人、マウロ・ジュリアーニのロッシニアーナ 第2番。これはオセロ、シンデレラ、泥棒かささぎなどロッシーニの名作オペラのアリアをつなげた音のポプリ(花束)です。

そして、ソルの愛弟子だったフランスのギタリスト、ナポレオン・コストが編曲したヨハン・シュトラウス1世による優雅なワルツ集。

さらに、そのコストのライバルであり、リストやショパンとも交流があった19世紀ギター音楽最後の名手J.K.メルツの民俗的作品ハンガリー幻想曲op.65-1。プログラムの最後に19世紀のギター音楽の中で最も勇壮で交響曲のような内容をもつソル/アグアド編曲のグラン・ソロ。

参考CDは以下の3点、是非お聴き下さい!
「19世紀ギター・デビュー (COCO-70452)」
「シューベルティアーナ(COCO-70858)」
「ロッシニアーナ(COGQ-5)」              

19世紀ギターは非常に繊細な楽器で、いつも扱いに注意しています。
このラコートを持って旅に出る事は滅多にありません。この秋、仙台の皆さんに披露出来る事を、私も楽器もワクワク、ドキドキ!楽しみにしています。
では、会場でお会いしましょう!

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